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とある蛇足の思考実験(ゲダンケン)

思考実験(gedankenexperiment)。テレビ放映された「とある」シリーズをベースにあれやこれやといろいろと妄想を膨らませてみるBlog。

   
カテゴリー「第一~六話」の記事一覧

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すけすけみるみる

 第一話で小萌先生が罰ゲームと称して学生に示唆するものです。
実にそれっぽくていいですね。小萌先生らしさも伺えます。
「目隠しをして10回連続ポーカーで勝つ」要は透視などのESP能力の開発なのですが、あえてESPカードを使わず、また、偶然にでも出来てしまうのではないかと思わせるところがミソです。
恐らく、この学園の生徒にとって、ESPカード=授業の小道具であり、己を苦しめるものとしての固定観念が根強いはずです。そこをわざわざトランプにしたところは、小粋というほかありません。

ただ、10回連続は透視が出来ていても難しいと思います・・・

その割には上条さん、居残り上がり早かったですね・・・

内容がまったくわからない「コロンブスの卵」というのも気になります。
意味をそのまま受けるならば、どんな方法でもいいから難題の解法をみつける、ということになるわけですが・・・
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不幸?

 上条さんが「不幸だ」という度に思うのですが・・・
幻想殺しは、神のご加護を打ち消しているとは思います。
ですが、同時に「悪魔の誘惑」をも打ち消しているはずです。
なので上条さんはこんなにも真っ直ぐないい子に育ったのですね。

ただ、「悪魔の誘惑」というのは、実は厄介でして。
堕天使は、最後の審判までの間、「人間を試し修行させるために」誘惑することを神から~という解釈があるのです。
すると、上条さんはまったく穢れを知らず、そういう意味でも神の下賜を消してしまっていることにもなります。
どうやら、試練は「不幸」であるがために襲い掛かってきている模様ですが、恐らくそれは神の意思とは異なるもののはず。
神の描いたシナリオを悉く逸脱しながら成長してゆく上条さんの行く末や如何に・・・?

ひとまず、学園都市近郊・・・というより、先進国に生まれたのはすごく幸運ですね。
信仰に篤い地域で生まれていたら・・・恐ろしくて何もいえません。

実現しちゃったSFの夢

 レールガンシリーズもあることだし、書くのは後回しにしようと思っていた御坂さんですが、ちょこちょこ書いていこうかと思います。

とりあえず、「レールガン」について。

電気の性質の一つを利用して、伝導体を射出するという、火薬を使用しない銃砲のことで、原理自体は第一次世界大戦の頃にはもう登場していました。利用する のはローレンツ力というものですが、ちと身近ではないので興味のある方はお調べください。ひとまずは電磁力で金属などを吹っ飛ばす、と思っていただければ OKです。
「原理自体は~登場していた」というのは、やり方はわかっていても、電力を確保できなかったということです。第二次世界大戦の頃の日 本でも研究されていましたが、砲台一個につき発電所が2つ必要、などという試算まであったそうです。そのため、長らくSFのネタとしてしか扱われていませ んでした。(また、そのため誤用や誤解が多いです)
恐らく、原作のライトノベルが執筆された当時も、そういった位置づけであったのではないかと推察します。というのは、実は作れるようになった、というか、実装も遠くなさげな昨今になってしまったのです。

そのため、「とある」シリーズの「レールガン」も、ちょっと困ったことになっています。
結論から言ってしまうと、御坂の「レールガン」は、厳密にはレールガンではありません。

とりあえず、その原因の一つに、作画上の不都合を挙げてみることにします。
レールガンは、発射装置にプラズマが残るのですが、軌跡は残りません。基本的に銃と同じような代物なので、見た目のインパクトに欠けます。主人公が使う必殺技としては、若干難があるのです。
この事情は、「レールガン」シリーズで確認することも出来ます。

第1話時点での御坂の口上は間違っていません。原理をわかりやすく説明していると思います。
ただ、「超電磁砲」とは呼ばないです。電磁投射砲とでもいうのが正しい。

では、御坂のレールガンはデタラメか?
そんなことはありません。
恐らく、彼女は「プラズマサーマルガン」を撃っているのだと思われます。

サーマルガンというのは、火薬の代わりにプラズマ膨張圧を利用する銃のことで、要約すると、弾体を何らかの形で溶かし、溶けたプラズマの圧力で弾体を跳ね飛ばすものということになります。
レールガンもまた、弾体に電流を流し、多くの場合その一部が溶けてプラズマになります。なので、副次的に発生したプラズマの圧力も弾体の推進力に上乗せするレールガンもあります。

ではなぜレールガンと言えないのか?

その答えの一つは、軌跡にあります。レールガンの弾体には軌跡はつきません。恐らく、彼女はあの軌跡の横すべてに「レール」を配していると思われます。つまり、あれは射出した後のプラズマではなく、いわゆる「砲身」の内部を見ているのだと推測します。
そしてもう一つ重要な点、彼女の「レールガン」は、弾体が着弾する様子がありません。
つまり、弾を飛ばしていないのです。
これは決定的で、レールガンの設計構想から大いに逸脱します。
では、あれはどういう攻撃なのか?
僕の出した結論は、「プラズマそのものを当てている」のではないか、つまりプラズマ砲だろうということになります。

ということは、そもそも御坂は、弾体をすべて溶かしきるつもりでレールに電力を与えていることになります。
力み過ぎです。
プラズマを投射するのも一つの手段ですが、何より酷く拡散し、温度も運動エネルギーも封じ込めておくことが難しいです。というより、御坂の超電磁砲は砲身の中で弾体(?)が蒸発していることになります。
砲身の中ということなら、プラズマは(理由はわかりませんが)拡散しませんし、質量もそのままですから、攻撃力を持つことが出来ます。

ですが、もう一つ拙いこともあります。
御坂が本当にレールガンを撃ってしまうと、学園都市の立場が危うくなります。
駆逐艦ズムウォルトに搭載する予定の現実世界のレールガン(むしろレールキャノン)は、400km程度の射程を持ちます。実に東京-大阪間くらいは飛びます。
恐らく電源と装置自体の大きさなどの兼ね合いなのでしょうが、まさにこれは戦術兵器です。現実に、レールキャノンに対する政治的な反応なども見られ、これを開発することは即ち軍事的な意味合いをもつのです。
空中に易々と放電できるほどの発電力を持つ御坂さんですから、弾体と発電力を調整すれば相当の射程を持つレールガンになり得ます。
更に、レールガンの装置自体が人体なので、ミサイル迎撃から対空砲、日本周辺の海軍力への狙撃、また、暗殺にも非常に都合がいいことになります。
無論、レベル5である時点で相当な危険度を持つのは明らかなのですが、レールガンなどというわかり易い形でその軍事的存在感を表現してしまうと、御坂さん一人のために学園都市が軍事拠点と捉えられかねないのです。

恐らくは、そのためにわざと力加減をさせず、弾体を砲身内で丸ごとプラズマ化させるという撃ち方しか教えていないのでしょう。発電力をもっと落とせば、完全なレールガンになるわけですから、学園都市としては「今のところそれでOK」なのだと思われます。
発電力と基本は出来ているのですから、後は射撃の正確性を高めようといったところでしょうか。システムスキャンのときも、なぜかプールに向けて撃っていましたからね。隠蔽する気満々と見受けられます。

以上です。
超電磁砲こと御坂美琴さんが撃っているものは現時点では「プラズマサーマルガン」ではないかという話でした。
果たして、彼女が本当にレールガンを撃つ日はやってくるのか。
不安なようで楽しみでもあります。
不謹慎でした。

「歩く教会」破壊事件

 最初の大事件。
インデックスの「歩く教会」破壊事件です。

改めてみてみると、やっぱり「あれ」って思うと思います。
幻想殺しが発動してから「歩く教会」が破壊されるまでの、台詞まで挟むほどの「間」です。
それは恐らく、インデックスがカッとなって口走った「トリノの聖骸布」に原因があると思われます。

聖骸布とは、キリストの遺体を包んだ布のことで、真贋定まらぬほどの量が世界中にあります。
その中でもトリノの聖骸布は、インデックスのいたとされる聖ジョージ教会に置かれたもので、聖骸布の中でも随分とありがたいほうになります。
聖杯、聖槍、キリストの遺骨といった聖遺物の中の一つであり、神社で言うところの御神体、寺院で言うところの仏舎利などをイメージすればいいでしょうか。

まぁ、かなーり、大変な代物です。

もちろん、「歩く教会」に用いられているものはレプリカなのですが、インデックス曰く「正確にコピーした」そうですから、「レプリカにも力が宿る」魔術の世界では相当の意味を持つと思われます。
誤解を恐れずに言えば、聖ジョージ教会そのものでインデックスを保護している、と同義です。

そして、それに幻想殺しが触れたわけです。

この作品の冒頭から、幻想殺しの能力を「触れたものが異能の力であるならば、それを破壊する」と、何度も繰り返し説明されていますが、第一話最初のこの事件から、幻想殺しの「限界」についていろいろと描写していることになりますね。
上条さんの右手が触れた後、「歩く教会」が崩壊するまでの間は恐らく、とんでもない強度の防御結界を消滅させるのにかかった時間ということになるのではないでしょうか。御坂の電撃やレールガン程度なら一瞬で消せても(むしろ、幻想殺しの本来の性能を示しておくために御坂は登場させられたのかもしれませんね)、イエス=キリストのご加護そのものを否定してしまうことまでは、さすがに簡単にはいかないぞ、ということなのでしょう。
「歩く教会」が「防御結界」だったから、何事も無かったのかもしれませんね。もし攻撃性や反撃性を持っていたら、上条さんも危なかったかもしれません。そうだとすると、幻想殺しはどちらかといえば攻撃向きの特性を持つのかもしれません。

意味的には、クローチェ・ディ・ピエトロよりも格が上なのかも?スタブ・ソード(恐らく聖槍のレプリカ)がもし存在したら、同程度の格だといえます。
恐らくは、ガブリエルや聖人でも到底破壊できないクラスの鉄壁だったはずです。神裂が攻撃しても壊れないのは当然です(彼女には「神を殺す術式」があるそうですが・・・)。まぁ、彼女のことなので攻撃も手加減していたと思われますが。

そういえば、「歩く教会」というのは、修道衣だけを指すようですね。おいていった帽子は、触れても分解されなかったようですし。
また、ビリビリに破れたところを見ると、縫製自体も魔術のようですね。随分と手間をかけて作ったものです・・・。
反面、布自体は消滅しなかったようなので、生地については重要じゃない・・・ということになります。

はてさて、どういった術式なのか気になるところですが、インデックスを奪回することに気をとられて、何か、とてつもなくもったいないことになった気がしますね・・・
もちろん、ネセサリウスは幻想殺しの驚異的な破壊力を知らなかったわけですから、仕方ないのですが・・・。

禁断の園

 なんだか、ファミレスのトイレが妙に広いと思うのですが・・・
「あースッキリした」
何でスッキリしたのかスッキリソース希望!

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プロフィール

HN:
精神毒
性別:
男性
自己紹介:
 精神毒(Platonic-Poison)。神経毒ではありませんからご心配なく。勿論ただのハンドルネームなので、思いつきで変えるかも。
 「とある魔術の禁書目録(インデックス)」「とある魔術の禁書目録(インデックス)II」について書くつもりです。「とある科学の超電磁砲(レールガン)」についても触れるつもりですが、どこまで書くのかはわかりません。
 アニメ版限定でお送りします。ライトノベルや他のメディアミックス関連には触れないつもりです。また、極力他サイトの情報は(アニメ版より早く知るとつまらないので)読まない方針です。
 ちなみに、フィギュアは要らない派です。

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