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とある蛇足の思考実験(ゲダンケン)

思考実験(gedankenexperiment)。テレビ放映された「とある」シリーズをベースにあれやこれやといろいろと妄想を膨らませてみるBlog。

   

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第二話、インデックスの怪我について

 登場人物各人が「斬った」と表現するインデックスの怪我ですが、これは恐らく斬ったものではないでしょう。
確かに大変な大怪我なのですが、神裂が本気を出して斬ったとしたら、間違いなく常人なら即死のはずです。インデックスはほぼ常人と同等の肉体をしているわけですから、出血だけでどうこうという背中の傷になるわけがないです。腹部ならまだしも、薄皮一枚で背骨に到達してしまう背中です。むしろ、「碌に斬っていない」とでも言うべき怪我の程度になります。
もちろん、神裂は「歩く教会」を「攻撃」したはずですから、インデックスを斬り裂く動作はしていないでしょう。そもそも「歩く教会」には斬撃は通用しないのですから、「斬る」動作は必要ありません。要は、足止めに殴打すればいいわけです。動作的には斬る動作のほうが何倍も難しく、殴打であるならば刃の向きすらあまり問われません。まぁ、日本刀を使い回す以上、斬撃の訓練は相当積んでいるはずで、最も自然な動作が斬撃であるのは言うまでも無いでしょう。ですが、この場合は「人を斬った」わけでなく、「歩く教会」に攻撃を叩き付けた、というべきです。
「人斬り」というのは相当難しいもので、狙いが数センチずれただけで狙い通りには斬れません。この場合も、神裂の刀は斬撃として成立する構図には至らず、込めた力はともかくとして、日本刀の刃でインデックスを「殴打した」結果になったはずです。無論、鋭い刃はインデックスの背中を切り裂いたでしょう。ですが、斬り裂いたのではなく、あくまで、切り裂いた、です。
それならば、あの怪我は納得できます。
恐らく、神裂のことですから、インデックスを傷つけたことで相当ショックを受けたはず。その証に、「「歩く教会」を破壊した何者かが存在する」ことが判明しても猶、ステイル一人であの場所へ戻っています。恐らくステイルのことですから気を利かせたのでしょう。
そんな彼らですから、自虐の意味で「斬った」などと言ったのではないでしょうか。哀しいものです。ステイルも若干動揺している節が見えますし・・・無理は無いですが。
何せ、インデックスを奪回した後に待っているのは、あの呪わしい記憶消滅作業なのですから。

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 精神毒(Platonic-Poison)。神経毒ではありませんからご心配なく。勿論ただのハンドルネームなので、思いつきで変えるかも。
 「とある魔術の禁書目録(インデックス)」「とある魔術の禁書目録(インデックス)II」について書くつもりです。「とある科学の超電磁砲(レールガン)」についても触れるつもりですが、どこまで書くのかはわかりません。
 アニメ版限定でお送りします。ライトノベルや他のメディアミックス関連には触れないつもりです。また、極力他サイトの情報は(アニメ版より早く知るとつまらないので)読まない方針です。
 ちなみに、フィギュアは要らない派です。

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