ところで神裂さん、この時点ではほとんど明かされていませんが、聖人です。冗談抜きで上条さんより相当格上なので、まともにやりあったら命が危ういです。 「シチテンシチトウ」が魔法なのかどうかよくわからないのですが、彼女の流派である天草式は、何気ない所作の中に魔法儀式を隠してしまうことを得意としま す。ですが、その効果は割りと「魔法っぽい」ので、彼女は今のところ魔法を使っていないのではないかと思います。天草式の特性を利用して、魔法ではなくワ イヤーを展開するという応用をやってのけている可能性もあるのではないかということです。何せ、彼女は十字教内では上から数えたほうが早いくらいの傑物で すから、魔法を発動したらもう、威力もさることながら、影響力が半端じゃないと思うのです・・・。
実際、明らかに上条さんとの初戦時、手加減をしていました。相手を最大限傷つけまいと、鞘で殴りつけるところで留まっています。「ナナセン」も威嚇にしか使っていません。先刻インデックスさんを傷つけた故でもあるのでしょうが、とことん対話での解決を目指していました。
正直、「ナナセン」は暗殺用にしては物騒過ぎます。常人には到底見えない高速であれだけのワイヤーを展開し(これは本来必要無いのかもしれませんが。)そ れを潜り抜けた上で更に本命の攻撃が待ち構えている・・・凡そ人間相手の攻撃とは思えません。凄いのはわかるのですが、必要の無い威力です。人殺しに必要 な程度の必殺と言うのは銃程度のはず。戦車は必要ないのです。
と、考えると、恐らくイノケンティウスのような人間以上の存在に対抗するために編み出された攻撃、ということになります。最初に幻想殺し対策として顕示するために使ったとはいえ、「見せてもいい手の内」でしかない「ナナセン」すらもがそういった技。恐ろしい。
ちなみにステイルさんと神裂さんでは天地ほどの格差があるのですが・・・ネセサリウス、フランクですね・・・イギリスなのに。
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